山猫博士・佐藤国男が描く宮沢賢治の世界 

 

現代人の心にもずしんと響く名作を、挿絵・朗読・BGM付きで。
宮沢賢治生誕120年を記念して、オール函館・道南の賢治ファンで制作。

 

■虔十公園林 ミニ絵本付き朗読CD

 

子供たちからも、ばかだ、ばかだとおかしな目で見られていた虔十は一生に一度だけ頼み事をした。
母さんに、杉苗七百本買ってほしいと。虔十の植えた杉は、子供の集まる林になった。
虔十は一生に一度だけ反抗した。意地の悪い平二に、杉の林を伐れと言われて。
虔十も平二も、ほどなくチブスで亡くなった。
さて二十年後、虔十の杉林は……

 

■注文の多い料理店 ミニ絵本付き朗読CD

 

1924(大正13)年、賢治が生前に唯一出版した童話集『注文の多い料理店』の表題作品。
都会からやってきた金持ちの若者二人が、狩りの途中、奥深い山道で道に迷います。
お腹をすかした二人の前に、瀟洒な西洋料理店が突如出現。
喜び勇んで入店しますが、オーナーである山猫の親分に、さんざん注文をつけられた揚げ句、
逆に食べられそうになります。

■セロ弾きのゴーシュ ミニ絵本付き朗読CD

 

ゴーシュは活動写真館でセロを弾く係でしたが、下手なので楽長に叱られてばかり。そんなゴーシュのもとに、夜な夜な猫やカッコウ、タヌキにネズミが訪ねてきて、セロを弾くようおねだりします。
やがて迎えた音楽会、アンコールで楽長はゴーシュに独演を命じ、とまどうゴーシュを仲間が無理矢理舞台に立たせます。
「どこまで人を馬鹿にするんだ」。やけになって「印度の虎狩り」というおかしな曲を演奏したゴーシュに、会場は静まりかえり、楽長やみんなの態度も、いつもとガラッと変わっていました。

山猫博士の縄文本

 

■妄想か、大発見か… 亀ヶ岡土器には甲骨文字が刻まれていた

 

縄文人が土器に刻み続けた縄目文様、それは蛇を意味していた。
亀ヶ岡土器には、殷伝来の甲骨文字が刻まれていた。
縄文人の心が見える。目からウロコの縄文図説。

 

賢治童話の挿絵で知られる山猫博士こと佐藤国男が、縄文土器・土偶の図柄を読み解く。
果たしてそれは妄想なのか、前人未踏の大正解なのか。

 

佐藤国男の縄文の本、特設サイトへ